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内窓3枚の補助金はいくら?サイズ別の定額と合計の出し方

内窓3枚を設置する住宅の窓辺と補助金の計算を示す写真

内窓3枚の補助額は、66,000円から420,000円まで幅があります。

枚数ではなく、1枚ごとの「サイズ」と「性能区分」で決まるためです。

監修:エコサーモハウス(有限会社梅林板金) 代表 平賀 友浩/プロフィール

公開日 2026年8月22日/最終更新日 2026年8月22日(本記事は2026年8月時点の制度情報にもとづいています)/読了時間 約8分

出典・参照:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「対象工事の詳細【内窓設置】」「事業概要」(記事末尾に一覧)

「まずは気になる部屋から3枚だけ」——内窓を検討する方から、よくうかがう入り方です。ところが補助金の記事を読んでも、書かれているのは「最大100万円」という上限ばかりで、3枚ならいくらになるのかが分からない。ここで止まってしまう方が少なくありません。

この記事では、公表されている定額表から3枚ぶんの補助額を実際に計算し、金額に幅が出る理由と、対象になる下限のラインを整理します。

夏の暑さがきっかけの方へ
西日の入る部屋や2階の寝室など、暑さが集中する部屋から3枚という進め方があります。冷房費の変化は冷房費シミュレーターで試算できます。

冬の寒さ・結露がきっかけの方へ
結露が出る窓や、朝いちばんに使う部屋から3枚という進め方があります。原因の整理は冬の寒さ・結露を解決をご覧ください。

図1 3枚ぶんの補助額の出し方

よくある誤解 ── 1枚の金額 × 3
定額は1枚ごとに違うため、この計算では実際の金額から離れます

正しい出し方 ── 1枚ずつの定額を足す
「大の定額」+「中の定額」+「小の定額」のように、窓ごとに拾って合計します

3枚の内訳(サイズと性能区分)が決まれば、補助額はその場で計算できます

内窓3枚の補助金は、なぜ金額に幅が出るのですか?

補助額が窓1枚ごとの定額で決まっており、その定額がサイズと性能区分で8通りに分かれているためです。同じ3枚でも、小さな窓をS区分でそろえれば66,000円、大きな窓をP(SS)区分でそろえれば420,000円になります。枚数は金額を決める要素のひとつでしかありません。

同じ「3枚」で、6.6万円と42万円のひらき

先進的窓リノベ2026事業の補助額は、工事費に対する割合ではなく、取り付けた製品1つごとの定額です。この定額が、窓の面積による4つの区分と、断熱性能による区分の組み合わせで決まります。

戸建住宅・内窓設置で3枚を工事した場合の幅
66,000円 〜 420,000円 S区分の小3枚 = 22,000円×3 / P(SS)区分の特大3枚 = 140,000円×3

6倍以上の差になります。ですから「3枚でいくら」という質問には、どの部屋の、どのくらいの大きさの窓を3枚かまでうかがわないとお答えできません。

「1枚いくら×3」で見積もると計算がずれる理由

3枚まとめて工事する場合、同じサイズの窓が3つ並ぶことはあまりありません。実際には掃き出し窓が1つ、腰高窓が2つ、といった混在になります。サイズ区分ごとに定額が違うので、1枚の金額を3倍する計算は成り立ちません。

金額の見当をつけたいときは、まず3枚それぞれを「特大・大・中・小」のどれかに割り当てるところから始めると、そのまま合計額の計算につながります。

サイズ別に、内窓3枚だといくらになりますか?

戸建住宅の内窓設置の定額は、1枚あたり22,000円から140,000円です。掃き出し窓1枚と腰高窓2枚という一般的な組み合わせなら、P(SS)区分で205,000円、S区分で120,000円になります。下の表に定額を、続けて代表的な組み合わせの合計を並べます。

1枚あたりの定額(戸建住宅・内窓設置)

性能区分【Uw値】特大(G)
4.0㎡以上
大(L)
2.8〜4.0㎡未満
中(M)
1.6〜2.8㎡未満
小(S)
0.2〜1.6㎡未満
P(SS)【1.1以下】140,000円89,000円58,000円36,000円
S【1.5以下】76,000円52,000円34,000円22,000円

出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「対象工事の詳細【内窓設置】」(2026年8月時点)。集合住宅(低層・中高層)には戸建とは別の単価が設定されています。

よくある3枚の組み合わせと、その合計額

図2 内窓3枚の補助額(戸建・内窓設置)

特大3枚 P(SS)420,000円


掃き出し窓1+腰高窓2 P(SS)205,000円


中サイズ3枚 P(SS)174,000円


掃き出し窓1+腰高窓2 S120,000円


小サイズ3枚 P(SS)108,000円


小サイズ3枚 S66,000円


帯の長さは最大額420,000円を100%としたときの割合。掃き出し窓=大(L)、腰高窓=中(M)として計算しています。









わが家の窓がどの区分か見当をつける(タップで開きます)

特大(G) 4.0㎡以上 幅2.6m×高さ1.8m程度の、リビングの大きな掃き出し窓など。

大(L) 2.8㎡以上4.0㎡未満 一般的な掃き出し窓の多くがこの区分です。

中(M) 1.6㎡以上2.8㎡未満 居室の腰高窓・出窓など、最も数が多い区分です。

小(S) 0.2㎡以上1.6㎡未満 トイレ・浴室・階段の小窓など。

面積は窓の外形寸法で判定します。区分は採寸と、製品メーカーが発行する性能証明書で確定します。









内窓3枚だけでも、補助金の対象になりますか?

1回の申請で補助額の合計が5万円以上であれば対象です。戸建住宅の内窓設置なら、いちばん低いS区分の小サイズ3枚でも66,000円となり条件を満たします。一方、小サイズ2枚だけだと44,000円で届きません。3枚という枚数は、下限のラインを越えやすい規模だといえます。

5万円のラインを越えるか、越えないか

小サイズ2枚(S区分) = 44,000円 5万円に届かないため、この工事だけでは対象になりません。1枚追加するか、区分を上げる必要があります。

小サイズ3枚(S区分) = 66,000円 条件を満たします。内窓3枚は、最小構成でも下限を越えられる規模です。

小サイズ2枚(P(SS)区分) = 72,000円 枚数を増やさず性能区分を上げても、下限を越えられます。

過去の先進的窓リノベ事業(令和4年度から令和6年度の補正予算)で補助を受けた窓は、同じ場所を再び申請することはできません。以前に一部の窓だけ工事している場合は、残りの窓で計算します。

3枚をどう選ぶと、無駄が出にくいか

補助額の面だけで言えば、大きな窓ほど定額が高くなります。ただし、生活の体感という面では「長く過ごす部屋」「窓の面積が壁に対して大きい部屋」から手を付けたほうが変化を感じやすくなります。断熱の効果は住宅の条件によって異なるため、どちらを優先するかは現地で窓を見ながら決めるのが確実です。

図3 3枚を決めるときの見方

1いちばん長くいる部屋から数える
リビング・寝室など、滞在時間の長い部屋の窓を最初の候補にします。

2その部屋で面積の大きい窓を選ぶ
同じ部屋でも、掃き出し窓のほうが小窓より熱の出入りが大きくなります。

3残り1枚を隣接する窓に充てる
同じ空間に面した窓を残すと、そこから熱が出入りして体感が伸びにくくなります。

まるごと断熱のページでは、部屋単位・家全体で進める場合の考え方も紹介しています。3枚から始めて、あとから範囲を広げることもできます。

本記事の補助金は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO₂加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)」の内容です。対象製品・工事内容・申請時期などの要件があり、事務局の審査があります。予算の上限に達した時点で受付は終了します(交付申請の予約は2026年11月16日まで、交付申請は2026年12月31日まで)。要件を満たす場合でも補助金の受給を保証するものではありません。 交付申請の予約は任意で、行う場合は契約工事全体のうち最初の工事に着手した以降になります(予約の締切は2026年11月16日)。

スマホで窓の写真を送るだけ。LINEで無料見積り

気になる3枚の窓を撮影して送っていただければ、サイズ区分の見込みと補助額の目安をご案内します。西三河エリアは出張費無料で現地調査へお伺いします。

内窓3枚の補助金について、よくあるご質問はありますか?

下限のライン・区分の組み合わせ・追加工事について、ご相談の多い5つをまとめました。個別の条件は現地調査で確認します。

内窓3枚で、いちばん少ないといくらになりますか?

戸建住宅でS区分の小サイズを3枚設置した場合、22,000円×3で66,000円です。1回の申請で補助額の合計が5万円以上という条件があるため、この組み合わせは対象になります。小サイズ2枚だけでは44,000円となり、条件に届きません。

3枚の性能区分をそろえる必要はありますか?

ありません。窓ごとに区分を変えられます。長く過ごす部屋の窓だけP(SS)にして、他をSにするといった組み方も可能です。補助額は製品ごとに計算されるため、選び方がそのまま合計額に反映されます。

窓が3枚並んでいる場合、1つの窓として数えますか?

補助額は取り付ける内窓の製品ごとに計算します。1つの開口部に対して1つの内窓を設置するのが基本のため、連窓のように見えても、実際に取り付ける製品の数と、それぞれの面積で判断します。採寸時に確定します。

残りの窓は後からでも追加できますか?

工事を分けること自体は可能です。ただし補助額の合計が5万円以上という条件は1回の申請ごとにかかります。また予算の上限に達した時点で受付が終了するため、追加分が同じ条件で申請できるとは限りません。

見積りをもらう前に、こちらで測っておくことはありますか?

窓の幅と高さをおおまかに測っていただけると、サイズ区分の見当がつきます。ただし補助額の判定は外形寸法で行い、最終的には採寸と製品の性能証明書で確定します。写真を送っていただければ、こちらで区分の見込みをお伝えします。

この記事の出典はどこで確認できますか?

本文で用いた数値と制度の内容は、次の公開資料で確認できます。金額・期限は制度の運用により変わることがあるため、ご検討時は各公式サイトの最新情報もあわせてご確認ください。

先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(対象工事の詳細【内窓設置】・事業概要・スケジュール)
https://window-renovation2026.env.go.jp/

本記事は2026年8月時点の公表情報にもとづいています。補助制度の内容・受付状況は変更される場合があります。交付には要件と審査があり、予算上限に達した時点で受付が終了します。補助金の受給を保証するものではありません。断熱による効果は住宅の条件によって異なります。

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