断熱の基本 冬の悩み

内窓をつけると結露は本当に減るのか?効果の出方を整理して解説

内窓をつけると結露は本当に減るのか?効果の出方を整理して解説

内窓は、窓とサッシの表面温度を上げることで結露を抑える効果が見込めます。

ただし、内窓をつければすべての結露が解消するとは限りません。効果の仕組みと限界を、順に整理します。

監修:エコサーモハウス(有限会社梅林板金) 代表 平賀 友浩/プロフィール

公開日 2026年9月27日/最終更新日 2026年9月27日(本記事は2026年8月時点の制度情報にもとづいています)/読了時間 約6分

出典・参照:国土交通省「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」/YKK AP「内窓(二重窓・二重サッシ)とは?」(記事末尾に一覧)

「内窓をつければ結露は完全になくなりますか?」——窓の結露にお困りの方から、こうしたご質問をよくいただきます。

結論からお伝えすると、内窓には結露を抑える効果が見込めますが、住宅の条件によっては完全にはなくならないこともあります。この記事では、内窓がなぜ結露に効くのか、そしてどんな場合に残りやすいのかを整理します。

夏の窓の暑さが気になる方へ
結露は主に冬から春先の悩みですが、夏の暑さも同じ窓の熱の出入りが関係しています。熱こもりタイプ診断で原因を確認できます。

冬の結露・寒さが気になる方へ
窓際の冷え込みと結露は同じ原因から起きることが多くあります。冬の寒さ・結露を解決にまとめています。

図1 結露が発生する基本の仕組み

室内の水蒸気
暖房・調理・洗濯物の部屋干しなどで、室内の空気は水蒸気を含んでいます

窓ガラス表面で冷やされる
外気に接する窓ガラスは室温より低くなりやすい部位です

露点に達すると水滴になる
空気が冷やされて含みきれなくなった水蒸気が、窓の表面で水滴に変わります

窓の表面温度を上げるほど、この最後の段階が起きにくくなります

内窓は、なぜ結露を抑える効果があるのですか?

内窓を設置すると、既存の窓(外窓)と内窓の間に空気の層ができます。この空気層が断熱材のような役割を果たし、室内側にある内窓の表面温度を外気の影響から遠ざけます。表面温度が室内の露点より高く保たれやすくなるため、結露が起きにくくなります。

効果には条件がある

内窓の結露抑制効果は、住宅の気密性・室内の湿度・外気温との差によって変わります。暖房のつけ方や部屋干しの頻度など、室内で発生する水蒸気の量が多い住宅では、内窓をつけても結露が完全にはなくならないことがあります。

本記事は内窓の一般的な仕組みを説明したものです。効果の大きさは住宅の条件により異なり、結露を完全になくすことを保証するものではありません。

内窓と外窓の間に出る結露に注意

内窓を設置したあと、内窓と外窓の間の空間に結露が出るケースがあります。これは施工時のすき間処理や、その空間の換気の状態が影響することがあります。気になる場合は、施工した業者に確認することをおすすめします。

結露が減ると、暮らしにどんな影響がありますか?

国土交通省の「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」では、断熱性能の向上が、光熱費の削減・結露の抑制・ヒートショックリスクの低減と関連することが報告されています。ただし、これは調査全体の傾向であり、個々の住宅で同じ結果になることを保証するものではありません。

図2 内窓の効果が現れやすい要因(定性的な傾向)

外気との温度差が大きい(冬季)効果が出やすい

室内の湿度が高い(部屋干し等)併用対策が必要な場合あり

外気との温度差が小さい(中間期)差が出にくい

帯の長さはイメージであり、実測値ではありません。実際の効果は住宅の条件により異なります。

内窓だけで解決しない場合の考え方

室内の湿度そのものが高い場合は、内窓の設置とあわせて換気の習慣を見直すことも効果的です。入浴後の換気扇の稼働時間を延ばす、洗濯物の部屋干しの場所を工夫するといった対策を内窓と組み合わせることで、結露の出方が変わることがあります。

結露が出やすい窓・出にくい窓の違い

窓の種類結露の出やすさ主な理由
単板ガラス+アルミサッシ出やすいガラス・サッシとも熱を伝えやすく、表面温度が下がりやすい
複層ガラス+アルミサッシやや出にくいガラスの断熱性は上がるが、サッシ部分は熱を伝えやすいまま
内窓を追加した状態さらに出にくい既存窓との間に空気層ができ、室内側の表面温度が下がりにくくなる

傾向を示したものであり、実際の結露の出方は住宅の気密性・湿度・方角によって異なります。

窓の種類だけでなく、カーテンの厚みや家具の配置で窓周りの空気の流れが悪くなっている場合も、結露が出やすくなることがあります。内窓の検討とあわせて、窓際の空気の通り道を確保しておくと、効果を実感しやすくなります。

内窓の工事は、どのくらいの規模になりますか?

1窓から検討できます。すべての窓を一度に工事する必要はありません。内窓の設置は既存の窓の内側にもう一枚の窓を加える工事のため、壁や外壁に手を入れず、1窓あたり最短約1時間からを目安に、部屋を汚さず当日中に終わります。

図3 結露が気になる窓を確認する順番

1結露が出ている窓と頻度を確認する
朝だけなのか、一日中湿っているのかをメモしておくと現地調査がスムーズです

2現地調査で気密性・窓の状態を確認する(無料)
サッシの素材やガラスの枚数、方角を見ます。西三河エリアは出張費無料です

3内窓の設置箇所を優先順位で決める
結露が最も気になる部屋・窓から着工する方が多くいらっしゃいます

対応しているエリア

岡崎市・刈谷市・安城市を中心に、豊田市・西尾市・碧南市・知立市・高浜市・みよし市・幸田町へ伺っています。詳しくは対応エリアをご覧ください。

スマホで窓の写真を送るだけ。LINEで無料見積り

結露が気になる窓を撮影して送っていただくだけで、内窓が向いているかをご案内します。西三河エリアは出張費無料で現地調査へお伺いします。

内窓と結露について、よくあるご質問はありますか?

効果の範囲、内窓と外窓の間の結露、健康との関係、対応エリアについて、ご相談の多い5つをまとめました。

内窓をつけても結露がゼロにはなりませんか?

はい、ゼロになるとは限りません。内窓は窓とサッシの表面温度を上げることで結露を抑える効果が見込めますが、室内の湿度が非常に高い場合などは条件によって出ることがあります。

内窓と外窓の間に結露が出ることはありますか?

内窓と外窓の間の空間の気密性や換気の状態によっては、その間に湿気がこもることがあります。施工時にすき間の処理を適切に行うことが重要です。

結露が減ると具体的にどう変わりますか?

国土交通省の調査では、断熱性能の向上が結露の抑制やヒートショックリスクの低減と関連することが報告されています。ただし効果の大きさは住宅の条件によって異なります。

既存のサッシを壊さずに内窓はつけられますか?

はい。内窓の設置は既存の窓の内側にもう一枚の窓を加える工事で、既存のサッシや壁を壊しません。1窓あたり最短約1時間からを目安に、当日中に終わります。

内窓を検討する前に何を確認すればよいですか?

まず結露が出ている窓の場所と頻度を確認しておくと、現地調査がスムーズです。西三河エリアは出張費無料で伺っています。

この記事の出典はどこで確認できますか?

本文で用いた数値と制度の内容は、次の公開資料で確認できます。金額・期限は制度の運用により変わることがあるため、ご検討時は各公式サイトの最新情報もあわせてご確認ください。

国土交通省「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html

YKK AP「内窓(二重窓・二重サッシ)とは?」
https://www.ykkap.co.jp/consumer/reform/columns/5279

エコサーモハウス(有限会社梅林板金)「対応エリア」
https://eco-thermo.com/area/

本記事は2026年8月時点の公表情報にもとづいています。結露を抑える効果は住宅の気密性・湿度・外気との温度差によって異なり、本記事は結露が完全になくなることを保証するものではありません。

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